イラク邦人人質事件

イラクに在留している日本人3人が誘拐されている。未だ解放されていない。ジャーナリストとボランティアの男2人女1人。犯人からの解放の条件は自衛隊の3日以内の撤退。事実上無理。要求をのむことはないと思われるが、無事に解放されるに越したことはない。犯人側もわかっていることだろう。今回の事件できになることが1つ。日本で政府に救出を依頼している親族の方々の反応だ。誘拐され、不安なこともわかる。「自衛隊は人命を守るために撤退してください」とお願いしている。これもまだ理解できる。「人命尊重」はわかるが、何となく誘拐されたのは国の性だと言わんばかりの主張があり、それには腹が立つ。個人的には自衛隊派遣には反対だし、誘拐事件とは別次元で撤退した方がいいと思うが、ボランティアにしろジャーナリストにしろ、危険なことをわかっていっているのだから、国に誘拐された責任をなすりつけるような発言はおかしい。国は危険ですから行かないでくださいねと情報を発信しているにもかかわらず、彼の国に行って活動するのは、自分自身の責任以外の何者でもない。個人で行っている限り、国はそこまで面倒は見ないし、見る必要もない。国家の命令として行っている自衛隊の隊員ならいざ知らず、ボランティアやジャーナリストならなおさらだ。困っている人を助けたい気持ちはよくわかるが、ボランティアであれば、国内でも十分に活動でき、安全な国を作るように協力してから現地に行って活動しても遅くはないのではないか?今回の場合は、親族の方は国に救助をお願いするのが筋だろう。ちょっと取り違えていないか?ボランティアや報道など正しいことなら何でも許されるというのは間違っていないか?よく考えてもらいたい。